忍者ブログ
更新や日記WJやコミック感想。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

終わりました、テスト。
えっ?結果?
なにそれおいしいの???

更新してないです。
すみません、もー色々ありすぎで、泣いちゃいそうです!
バイトでミスするし(おい)
大学では先生に呼び止められまくるし(おい)

いやなことオンリーーっ!


なので、ふと妄想した学校の教師(サンジ)×生徒(ゾロ)を書こうと思います(なぜ)
続きを読む機能大好き♪
鬱憤をはらすには小説をかくのが一番ですから!
サンジとゾロは付き合ってる・サンジがお見合いをしたかもしれない・ほのぼのシリアス。




あ、あと、裏ページ開通しました。
アドレス請求製なので、メールでご連絡ください。


続きを読むでお読みください。

「サンジ先生がお見合いだって」

「本当ですか?いやぁ、まったく、彼はもてますからねぇ~
女の人も惚れちゃうんじゃないですか??」

「もう、話結構進んでいるらしいですよ?」

俺は手を止めた。
職員室での先生達の噂話。
普通は聞き流すのに、俺はそんなこと、できるはずなかった。

サンジ先生と付き合っているから。

入学当時に見た金色の光を忘れられなかった。
数学の先生のサンジ先生は有能な先生で、授業もわかりやすかったし
何より、だれに対しても親切だった。
無愛想でクラスでも浮いていた俺を、担任として支えてくれたのもサンジ先生だった。
叶わないって思ってたけど、サンジ先生が告白してくれた。

「お前が好きだ、付き合ってほしい。」

あの声も、顔も、俺は絶対に忘れられない。
幸せでいっぱいで。
時々先生の家にお邪魔して、料理を食べさせてもらった。
親がいない俺は毎日3食カップラーメンで、サンジ先生は毎日のようにお裾分けを持ってきてくれた。
昨日だって、手をつないで帰ったのだ。
こっそりと。

なのに。

お見合い?


俺は胸に広がる不安と、悲しみをこらえるように当番日誌を机に置き、職員室を去った。


「ロロノア!!」

「え・・・?」

部活を、風邪という理由で休み、俺は一人で帰ろうと校門までていた。
一人の下校は、寂しいってこっそり思ってた時、先生が俺を呼んだ。

「一緒に帰ろうぜ?昨日スパッゲッティ作ったんだ食いに来いよ。」

「え・・・・ええ。」

「よし!きまりな!」

青いシャツに金髪が綺麗に跳ねる。
俺は隣に立てずに、後ろからついていくように歩いた。
その後ろの方でしゃべっている生徒の声を先生に聞こえない様に。

『サンジ先生、ロロノアとよくいるよな。』

『無愛想で、可愛そうなやつだからだろ?贔屓だよなぁ』

『あいつ、うぜぇよな、無駄に。』

『あんなの贔屓してたら先生も評判落ちちまうって。』

辛くない。
悲しくも、苦しくも。
わかってる、自分が無愛想で、周りに嫌われてることくらい。
いつもなら耐えられる、顔にも出さない自信がある。
なのに・・・・。

見合いしたってさ。
話結構進んでいる。
評判が落ちる。

どろどろと心を重くする、感情。


「ろ・ろ・の・あ!」

「え・・・?」

気付けば、サンジ先生の家の前で
サンジ先生はドアを開けて手をこまねいていた。
俺は足を踏み入れる。

「おかえり。」

「え・・・・あ・・・・た・・・ただいま。」

サンジ先生のおかえりは、本当に涙腺に悪い。
親がいないって言った時、なら、ここが家だと言ってくれた先生は
俺が来るたびに、おかえりと言ってくれる。

でも、この会話も、もう、終りなんだろうな・・・・。
このおかえりも、きっと、美人な女人に向けられる。

「ゾロ?体調悪い?」

「え・・・・、いいえ・・・大丈夫・・・。」

二人きりの時は名前で。
先生と生徒の距離を縮めるための約束。

「ゾロ、ほら、食べな。」

「え・・・あっ!」

ぼーっとしてた時に皿を渡され、俺は皿を豪快に落とした。
急いでガラスを拾う。

「馬鹿!やめろ!」

「え・・・・?」

手にはぷっくりと血が出てて、サンジ先生は俺の指をハンカチで巻いてくれる。

「あ・・・!ご・・・ごめんなさいっ!その・・・・、ごめんなさい・・・。」

「いい、気にするな、それより、どうした、本当・・・ゾロ?」


ああ、もうダメだ。
もう、この人と、離れたくなんか・・・ない。
でも、離れないと、この人は、自由に慣れない。

「・・・・・おめでとうございます。」

「はっ?」

「その・・・お見合い。」

サンジ先生は目を大きく見開く。
しばらく無言が続く、俺は堪らなくなって立ち上がり、 逃げるように玄関に急いだ。
本当は、もっと、何もないように別れを告げたかった。
でも、心のどこかではお見合いなんてしてないよって言ってほしくって。
俺は、溢れそうになる涙を止めることなんて出来そうになかった。

「ゾロっ!!!」

ふいに後ろからのぬくもり。
ああ、この煙草の香り好きなんだ、俺。

「あ・・・す・・・すみませ・・・っ・・俺・・っ今日・用事あって・・・っ!」

「大丈夫だから。」

耳元での囁き。
俺はポロポロと涙をこぼす。
大丈夫、その言葉がどれだけの、不安と安堵を生み出してるか・・・。

「見捨てないから、置いていかないから
お前を愛してるから、お前しか見えないから心配なんてしなくていい。」

「で・・でも・・・俺・・・なんももってないし・・・
なにも・・・あげられないし・・・。」

「お前は俺にいっぱいいろんなものくれてる、馬鹿言うな
周りなんてほおっておけ、俺はお前が好きだ
勘違いしてるみたいだけどな、校長が勝手に作った出会いの場だったんだ
鬱陶しいから授業してやったよ、あれで結婚してくれーっていう女がいたら寛大だな。」

俺はもう、寂しくなんてない。

「サンジ・・・・さん。」

「うん?」

「キス・・・して?」

「いいよ。」


ああ、これでやっと。
距離縮まった気ぃする。

END




PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<<   すみませんっ!    + HOME +    こんにちは。   >>
Admin + Write
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
アクセス解析
photo by 7s
忍者ブログ [PR]